和名

 カブ

アブラナ科

撮影地

学名

 Brassica rapa

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カブで検索するとスーパーカブで出てくるやんけ(〜〜; スズナですな。
近江はカブに恵まれた土地で、多種多様なカブがあります。関西のカブの種皮型はおおむねA型のはずですが、近江では後年持ち込まれた品種もありますのでどうなってるのかな。
特筆すべきは近江カブで、聖護院カブや天王寺カブのルーツになっているのが近江カブです。文献からおおむね400年の歴史がありますので、ひょっとしたら信長や秀吉が食べていたかもしれません。
非常に独特な形で底面がぺったんこです。大津の長等にある八百與の看板にあるカブが近江カブで、唯一ここで「おっちん漬け」の近江カブを手に入れる事が出来ます・・・・まだあるよな?

スズナは春の七草の一つですが 「芹 薺 御形 繁縷 仏の座 菘 清白 これぞ七種」これが室町初期1362年刊の随筆「河海抄」に出ているそうで、近江カブよりもさらに古い品種であったであろうと思われます。いったいどんな物であったのか実に興味深い。

赤かぶも余呉の方で焼き畑の赤かぶがあったのですが、これの種皮型もA型のようで東日本のB型の血は入っていないようです。赤かぶも結構いろんな品種が残っているのですけど、万木カブと日野菜以外はどマイナーですね。
赤かぶ漬けの原料として一定需要はあるんですけど、買値はとにかく安いので生産者もやっていけなくなってます。

2017/09/30作成



おっちんしています
撮影日 12/04 撮影日 12/02

お尻がぺったんこなのが近江カブの形

彦根松原の赤かぶ干し もう見れないかな
撮影日 12/22 撮影日 12/05


こっちは幻の小泉カブ
撮影日 12/05 撮影日 12/05

ちょっとズルですがrapaの花には間違いなし

花が咲きゃ種が出来る
撮影日 01/05 撮影日 05/18